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このサイトは
中央経済社「環境債務の実務」
藤井良広 編著 を
参考書として使わせていただいております |
資産除去債務とPCBを含有するトランスなどの処分
PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、絶縁性・不燃性・難水溶性・難分解性に優れ、トランスやコンデンサなどの電気製品に広く使われてきましたが、1968年に発生したカネミ油症事件で毒性が社会問題となり、1972年にはPCB製品の製造・輸入が禁止された、毒性が極めて高い油状の物質です。
2001年に「ポリ塩化ビフェニール廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」が施行され、2016年までにPCBを適正に処分しなければなりません。処分の必然性と期限が法に定められていることから、PCBを含有するトランスなどの処分費用は、資産除去債務として計上しなければなりません。
ただし、すでに資産から除外され保管状態にあるものは資産除去債務に計上しないと考えられています
PCBは何に使われていたか(環境省HP 「ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の適正な処理に向けて」を引用)
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高圧トランス
トランス内はPCB油とトリクロロベンゼンの混合液(重量比3:2)で満たされています。
例えば、50KVAの場合で約115kgのPCBが入っています。 |
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高圧コンデンサ
コンデサ内はPCB油で満たされています。
例えば、100KVAの場合で約35kgのPCBが入っています。 |
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安定器
蛍光灯の安定器の中にも低圧コンデンサが使われています。コンデンサの巻紙の隙間に少量のPCB油が含浸されています。
1972年8月以前に製造された業務用施設用蛍光灯危惧の安定器では数10g程度のPCBが入っているものもあります。 |
使用・保管しているトランス/コンデンサ等が PCBを含有しているか判定しましょう
社内で使用・保管しているトランス/コンデンサ等にPCBを含有しているかどうかを判定し、含有が確認されたときはPCB処分費用を資産除去債務に計上しなければなりません。
判定方法1:メーカおよび製造年を照会しPCBを含有しているかを判定します
判定方法2:都道府県に届出をしているPCB廃棄物があれば、処分費用が資産除去債務になります
判定方法3:絶縁油等にPCBを含有しているかどうかは、分析して判定します
PCBの処分費用の概略(JESCO 日本環境安全事業株式会社HP 「処理料金のご案内」を抜粋引用)
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| PCB廃棄物の種類 |
処分費用など |
| トランス類(10kg以上~15kg以下) |
422(千円) |
| トランス類(500kg超~520kg以下) |
2185(千円) |
| トランス類(4000kg超) |
別途見積り |
| コンデンサ類(10kg以上~15kg以下) |
472(千円) |
| コンデンサ類(100kg超~115kg以下) |
1156(千円) |
| コンデンサ類(400kg超) |
別途見積り |
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競売物件の購入や担当者の退職等で、PCB廃棄物についての情報が不足している場合など、速やかに現状把握して処分費用の算定をする必要があります。PCB廃棄物についてご不明な点は株式会社セロリまでお問い合わせください。
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