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環境省指定調査機関 2005-3-1002
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「オイル上がり」と「ダクタル鋳鉄」(CEO 遠藤記)

洋の東西を問わず、などという言い方がある。
西洋だろうが、東洋だろうが、いいものはいい、 悪いものは悪いという場面で使う言葉。

日本列島にあって、洋の東西は、アメリカと韓国ではないか、などといってしまえば天邪鬼であるが、両国は海を挟んだ隣人で、ご縁は未来にまでつながっているし、過去にも相互に影響およぼして。

 

その両国の環境法令については勉強不足であるものの、鉱油類による土壌汚染については、我が国以上に法整備が整っていると聞いている。我が国は、環境省が2006年に鉱油類による土壌汚染についてのガイドラインを発行しているが、法令や油汚染の基準等は現在もない。油汚染の基準等がないため、油ギトギトの汚染土壌を前にして、クライアントへの説明に苦慮することもある。

梅雨時の路上で見かけた油膜。
鉱油類の漏洩だとか、鉱油類による土壌汚染、などといわずにいれば、なかなかの天然色である。
道路 油膜


ほとんどの日本人は、気にも留めないと思うことの一つに、道路のクラックがある。
道路には、さまざまな埋設物が設置されていて、設置の際には、当然にして道路を掘削する。
この道路では、埋設管の敷設施工履歴を示すように、直線的にクラックが生じているが、気になるのは、クラックの右左で、油膜の状況が違うこと。
道路 油膜

マンホールの周辺は、埋設後の経時変化が不均等になりやすく、どうしてもクラックの偏在が生じるが、これをもってして施工不良ということではなく、ごく一般的な現象である。
マンホール 油膜

このクラックから、雨水ともに鉱油が土壌に浸透するわけだが、微量でかつ日常的な状況でないため、在来の微生物が活性して鉱油を分解する、いわゆるバイオ工法が自然になされているはずで、大げさに考える必要はない、頑張れ微生物といったところ。

また、このクラックが原因で、道路が陥没するという心配はないので、道路管理者の手をわずらわせてはならない、税金の無駄遣いとなる。

ちなみにこのマンホールの蓋の材質は、球状黒鉛鋳鉄という鋳物で、JISでいうと、FCD-450、FCD-600、FCD-700などという材質。

マンホールの材質 球状黒鉛鋳鉄 鋳物 FCD-450 FCD-600 FCD-700
写真の黒い丸い組織が球状黒鉛、鉄の中にボール状の炭素が点在している状況。
もっとも一般的な球状黒鉛鋳鉄はFCD-450材であり、ダクタイルといえば通常FCD-450材を指し、450という数字は、1平方ミリあたり45kgの荷重まで破断せずに頑張ることを意味している。つまり、FCDの後ろにつく数字が大きいほうが、高強度ということ。

路上 油膜
路上の油膜、なかなかに美しくもあるが、推定される原因は、自動車の整備不良。
エンジンのピストンリングが摩耗して、エンジンオイルがシリンダ内に混入し、排ガスに混じって排出される「オイル上がり」と呼ばれる現象。
燃費が低下するし、オイルの減りも早い、なにより発進時に白い排ガスを撒き散らすので、この自動車のオーナさんは、早く修理工場に行ったほうが良いですね。



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指定調査機関とは?

土壌汚染対策法に基づく土壌汚染調査は、的確に行われなければならず、その結果は、信頼できるものでなければなりません。そのため、環境大臣が指定し、土壌汚染対策法に基づく調査を行う者が指定調査機関です。

平成15年の土壌汚染対策法施行当時は、指定基準が緩やかで、多い時には1500社以上の指定調査機関が指定を受けていましたが、経験と技術水準のバラつきが大きく、社会的に問題視され厳格化が求められました。

平成22年の土壌汚染対策法改正により指定基準が厳格化され、改正後の猶予期間を経て、平成25年には、指定調査機関は約500社にまで減少しましたが、平成28年8月現在で707社が環境大臣に指定を受けています。

また、指定調査機関に求められる的確な調査を実施するために、指定調査機関には、技術管理者(技術上の管理をつかさどる者)を置き、調査を指導監督させなければなりません。平成22年の改正法施行により、環境省が実施する技術管理者試験の合格が、技術管理者になるための要件となり、法に基づく調査は、適切な技術と知識をもって管理され実施されています。