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環境省指定調査機関 2005-3-2001
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岩手大学、株式会社セロリ、株式会社大東環境科学による合同研究

ワイン残渣・ヤマブドウ果汁残渣を利用した過硫酸法によるVOC汚染浄化実証試験

はじめに

揮発性有機化合物(VOC)による汚染においては、工期の短い汚染サイトの浄化法として、分解速度が大きい促進酸化法がよく用いられている。促進酸化法としてはフェントン法が用いられる事例が多いが、近年では過硫酸法も注目されている。

フェントン法

H2O2 + Fe(II) → Fe(III) + HO- + HO・

・土壌との反応性が高く広範囲に移行しない
・ガスの発生→条件によっては井戸破壊

過硫酸法

S2O82- + Fe(II) → Fe(III) + SO42- + SO4-

・H2O2ほど土壌との反応性が高くない
・広範囲に移行

過硫酸法は有機酸が共存することで浄化促進されることがわかっている。

有機酸試薬:コスト大
ワイン残渣を使えないか?

室内実験では、ワイン残渣に含有する酒石酸を用いても、酒石酸試薬を用いた場合と同等のVOC促進効果があった。

研究目的
  • ・複数の汚染サイトで実証試験
  • ・浄化前後の地下水環境の評価

過硫酸を広域に拡散した後に、ワイン残渣注入により分解速度を増加させ、効率的に分解浄化できないか?

実証試験結果

サイトA
汚染現場:東京都内
汚染物質:トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン
ワイン残渣:山梨県のワイン工場
サイトB
汚染現場:神奈川県内
汚染物質:テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン
ワイン残渣:岩手県のワイン工場から頂き、湿潤状態で利用
ヤマブドウ果汁残渣:岩手県のヤマブドウジュース工場から頂き、湿潤状態で利用
サイトC
汚染現場:神奈川県内
汚染物質:テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン
ヤマブドウ果汁残渣:岩手県のヤマブドウジュース工場、湿潤状態で利用
引用:第24回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集
サイトA
サイトB
サイトC
〈論文〉

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